連休の貧乏主婦

「よみがえれ、ニッポン」
 小田和正をBGMにこのキャッチフレーズを聞くとイラっとくるのは私だけか。

 連休前に、髪の毛に限界を感じたので、ついにカットに行った。
どうやってもカッコ悪くなったのだ。
「私はどうしようもなく貧乏かどうしようもなくだらしないかどうしようもなく不器用かのいずれかの理由でこんな髪型でいないといけません。」
 という看板を下げて歩いているような気がした。
 玄界灘だわ坊や苛イラするわ。(←メロディーがついた方はたぶん40代)
 うんと切り詰めれば近所の行きつけ(値段は普通で、とても上手。ここ10年で20回くらい行ったのを行きつけというかどうかは議論が待たれるが)の店に行けないでもないけど、前のカットから1年近く経った半端なセルフカットの頭を顔見知りの美容師に見られたくないのである。
 似たような値段やもっと高いところで不満なカットになったこともあるわけだから、ともかく今回は安いところを探す。
 候補に上がったのは、シャンプーをしないで安く切る店である。
 車で時々行くショッピングセンターにある1100円だったか1200円だったかの店は、うまく切って貰えた試しがないので、パス。
 今回行ったのは1575円税込のチェーン店。

 どんなものかなと思ったが、丁寧に切ってもらえる。文句ない仕上がり。同じ人にやってもらえるなら、今後1575円にしようかと思うくらい。
 だけど毎月というか三ヶ月に一度行けるようになるかどうかは………。である。
 いえることは、近所の値段が普通の上手な美容室がまた遠ざかってしまったということである。
 そういうわけで、こざっぱりとおしゃれな(あくまで当人比)で連休を過ごした貧乏主婦でございました。
 連休の行き先は、夫実家、自分実家のハシゴドライブ、もちろん旧道路公団系高速道路は通らず、地べたを走ったのでスイスイ♪でございました。