テレビを見るのがいやになり、ラジオをつけると、CMはいつもの通りだけど、番組の楽しいコーナーなどはなくて、カーペンターズとかキャロル・キングとかの懐かしい洋楽ばかりを放送している。しかも、ほどほどに明るいメロディーの穏やかな曲ばかり。昭和最後の日、1989年1月7日のラジオは、車を運転しながら聞いてた。歌舞音曲自粛状態のラジオ。それよりも無気味である。
合間に原発の事故についてのニュース。
祈っている。
お願い。地震、止まって。津波、収まって。もう何も壊さないで。
貧乏が日本のスタンダードになる、と予告はしていたものの、こんなことを望んでいたのではない。日本は今大変なんだから挙国一致であたらないと、と思ってはいたものの、こんなかっこうで挙国一致になるなど、考えもしなかった。
ここを訪問してくださる皆さん。大丈夫ですか。