燃費がどんなによくても新車は買えない。

 懸賞が、なかなか当たらない。

 当たりやすいのは、試写会(当たりの数自体多くて、対象地域も狭い)と、展覧会チケットである。ほかのものはほとんど当たらないのはなぜだ。
 うちのポンコツ車の車検が近づいている。車検費用>>>>>>>>>>残存価額(てかゼロっぽいし)だし、タイヤもそろそろ替えどきだし、燃費も悪いし、でも、別のもっとましな車に買い替えるなど思いもよらない。そんな金はない。しかも商売上車は要る。悩ましいところである。
 新しい車の方が燃費がいいかも。乗ってカンガルー♪なんてコマーシャルをしているが、よほどひどい車でない限り、古い車に長いこと乗り続けた方がお得だ。ガソリン代が上がりまくった現在でさえ。
 燃費の良い新車の燃料代+月々のローン+月々の維持費用>>>>>>>>>燃費のひじょうに悪い今の車の燃料代+ローンのない車の月々の維持費用なわけだからね。その手には乗らないよ。お金もないしね。

 車が当たる懸賞は片っ端から申し込んでいる。しかし当たらない。高価なものだけに競争率も高いだろうし。
おしゃれな大きい新車などいらないのだ。燃費がよくてあまり大きくない中古国産車がたくさん当たるような懸賞をどこかでやってはいまいか。
 そんな夢のない現実的なものなど、販売促進にはならないもんね。

 その手には乗らないよ、で思い出したのが、「どこの薬か」という、薬のブランドを大事にする、渡哲也の出てる、たぶんジェネリック医薬品に対抗するためのコマーシャル。
 そりゃ渡哲也はいいだろうよ。製薬会社からお金を貰ってその台詞を言ってるんだもん。でも貧乏人にしてみれば、似たような薬なら安い方を出して貰いたい。やっぱり。
 私が去年行った医院は、名医で有名な人だが、直接医療に関係のない部分については、極力高価な医家向けの設備は使わないようにしていた。そこでは黙っててもジェネリックを出してくれた。
 そういう医療機関がやっぱり好きだ。