新聞記事は信用調査ではない。

日経平均が乱高下しようが、円高になろうが、株もドルも売り買いしない貧乏主婦にはそんなの関係ねえ世界である。消費者心理は4年半ぶり低水準と新聞にあるが、私の消費者心理は常に低水準。ニュースを見て消費するといったら、ゴマ急騰の記事を読み、次の買い物ではゴマ油を買っておかねばと思うくらいで。

 自費出版大手、新風舎破産の記事。
 再建の道は閉ざされた。やっぱり、というか。
 新風舎に前払金を納めていた自費出版のお客さんは、本が出来上がる可能性もお金が返ってくる可能性もほとんどなくなったという意味と思っても差し支えない、ということか。
 新風舎の社長って、おととしくらいに、朝日新聞の土曜版「be」の表紙で、取り上げられていなかっただろうか。
 (朝日を読んでないひとのために)そこで一体どんな人が取り上げられてるかというと、通信販ランズエンドhttp://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/person/positive_worker/060707_hayashi1/や雑貨店みたいな書店ヴィレッジヴァンガードの社長やアーティストの村上隆氏とかユビキタス坂村健教授http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/sakamura.htmlとかがぱっと思い出せるひとたちなんだけど。
 朝日のインタビューで好意的に取り上げられていれば、大丈夫な会社だと誰もが思うんだろうな。広告は信用しない人でも、記事は信用してしまいがちだからな。
 しかし「新聞記事は信用調査ではない」ってことだ。だったら一体何を信じたら? 
 やはり野生のカンを研鑽するしかない、のかしら?