円天。

使っても減らない魔法のお金がある国の破綻。

 テレビで退職金をつぎこんだといって泣いていた人がいるが、
 なんでまたそんなものを信じたのだろう。

 どんなに努力しても
 勝ってる、つまり儲かってる方の人になれない。
 努力が及ばないのであれば、たぶんそれは運の問題に違いない。
 それにしても理不尽なことだ。
 
 と、ここまでは世の中のかなりの人が思ってることだろうけど。

 円天の話がやってきたとき、これが自分のところにやってきた幸運と思ってしまったんだろうな。

 36%の利回りを得るには、預貯金ではまったく無理。
投資信託も全然無理。
 日興アセットマネジメントのビルさんだって、綾戸智絵がこんなリクエストをしてくれば、手のひらを逆ハの字にするだろう。
未来がわかる恐怖新聞http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E6%80%96%E6%96%B0%E8%81%9に株式欄があれば、それを見てマメに売買すればなんとかなるかも知れないが、リアルでは、かなり困難。
 街金融の金主兼営業兼取り立て屋になって利回りが36%になるように資金回収をしなければならない。大変な労力とリスクである。確実に36%を得るためには営業や回収を雇う人件費なんて出ない気がする。末端金利はもっと高くしないといけないだろう。これも非合法なので出るトコ出られればおじゃんである。
 正業でも、情報管理と汗と運があってやっとこさ得られる利益であるのに、ただ座って出資するだけで年36%も得られるわけがない、

 ということが、わかんなくなるような巧妙な勧誘だったのかなあ。そんなんで、勝ってる運のいい人たちの仲間に入れると思ったのかなあ。

 まあ、私のところには勧誘が来たところで出資するお金なんてないわけだからこんなこと言ってられるのであるが。