有名駅弁。(1/2)

 昨夜、夫が、「鮎屋三代」http://www.yorifuji.info/12ayuyasandai/index.htmという駅弁を持って帰った。新八代駅の駅弁で、鮎の炊き込みご飯に鮎の甘露煮が乗っている。1050円ですと。子供が寝た夜中に、2人でちまちまと分けて食べる。さすがは 九州の駅弁ランキング1位http://www.jrkyushu.co.jp/ekiben/index.jspだ。小さい弁当箱だが存外にボリュームがある。オイシイネ。
 弁当箱に巻いてある紙は字でびっしりである。今朝、読んでみた。
 「このお弁当の炊き込みごはんは球磨川産の天然鮎で作る焼鮎からとったおだしで炊き込みました」 ふむふむ。「清じいちゃんの覚書より 天皇陛下へ献上」とある。読み進む。
 以下カギカッコ内転載。改行原文のまま。

「ある年、町長さんに
天皇陛下に鮎を献上したく思うので、
どうぞ許可を下さい。』と候文で申請した。
そうして球磨川に、鮎を獲る船を
特別に出し、漁夫を頼み、五里ほど
上流にのぼって集鮎してもらった。
その鮎を、船場に泳がせ、人夫二、三人に
不潔にならないように、また身を清める
ために、白い着物を着てもらって鮎を寄せた。
一晩、生きている鮎の周りに、しめなわを
張って番人を数人立てた。
翌日になると、警察と県庁の役人が来て、
鮎の様子をながめた。
また、家族に病気の者がいないかどうかを
調べるために、子供たちを学校から早引き
させ、身体検査もやった。
いよいよ許可がおりて、荷作りをし
夜中に福岡の飛行場まで持って行き
そこから水上飛行機で東京へ送った。
陛下は、昼食として、鮎を召し上がら
れたそうである。
あとで、陛下から、羽二重の二反
重物を送られた。」

 だんだん不愉快な気分になってきた。

 鮎を寄せる係に不潔にならないように、また身を清めるために白い着物を着せる!!!
 県庁の役人なら保健所関係で納得かもだが警察まで見に来る!!!
家族に病気の者がいないかどうかを調べるために、子供を学校から早引けさせ、身体検査!!!

 おいおい、いつもの作業着は不潔なのか?一般ピープルの食べる鮎は不潔でいいのか?と突っ込んでみる。
 宮内庁御用達業者は家族全員年がら年中当局から身体検査を受けているのか?
それに、陛下は鮎を生で召し上がったわけでもないでしょうに。
一体全体いつの時代だよっ!!
(下に続く)