まあ、ユニクロの社会的役割もそろそろ終わりかもと思ってるしね。

 通りかかったジーユーが閉店セールをしていたので寄るが、欲しいものはひとつもなかった。でろんでろんのブラウスとか、どう考えても手触りの良くないシャツとか、安っぽいプリントとか、2回洗濯をすれば着られなくなりそうなカットソーとか。着てて気分が良くなりそうな服はなかった。なんでこんなものを新品として、高い値段(品質に比べて、ジーユーって高いと思うのよ貧乏主婦は)で売らないといけないのか。
 そんな風に思ったのは、この記事を読んだから、というのも理由のひとつかも知れない。
 http://www.asahi.com/business/update/0423/TKY201304220465.html
 
 柳井さんが言っていることが正しいのかそうでないのか、よくわからんが、ユニクロでは金輪際買い物はすまい(ジーユーでは買い物したことがない)、そう思った。考えてみたら、ほかにも買い物するところはいくらでもある。こいつをこれ以上儲けさせるのは嫌だと脊髄反射で思った。
 実際のところ、何を考えようが勝手なのであるが「あらゆる人がよいカジュアルを着ることができる」という、広告でのユニクロの思想を支持してきた消費者が脊髄反射で嫌悪感を抱くようなことを公言してしまうのは、戦略的に、ファッション産業のオーナーとしては致命的である。大丈夫か?
 
 まあ、近年は、ユニクロで買い物をするアイテムは限られている。ここ数年は、お金があったとしても買いたいものは少ない。つまり、魅力的でない。ヒートテックの感触は好きではないし、かつてダイエーでそうしていたように、千枚ある服の中から、使える2〜3枚を探す、といった状態に近くなっている。
 使えるアイテムが少ないと、リサイクルショップに行ったほうがましなのだよ。