クーポンには裏がある

 マクドナルドクーポンといえば、新聞にチラシとして挟み込んであったり、お店でもらえたり、ケータイクーポンだったりするわけですが、近頃は、以前ほどは値引率が良くなく、おトク感が薄いのです。
 その上、さらに値上げするというニュースが。
 まだ全国的ではないのでしょうが、いち早くチーズバーガーが150円になってしまった地域に住む私としては、マクドナルドは、外でよほど疲れてゆっくりひと休みしたいときに、安く確実に席とコーヒーが得られる目印、のようなものなのです。
 それで、お腹が空いていたら、食べ物も買うのですが、値引率が良くなくても、クーポン値引きのものから選ぼうとするのは、貧乏人の性というべきものなのでしょう。
 私は、あるショッピングセンターのマクドナルドに行きました。クーポンで、メープルカスタードパイが120円のところ90円になるというので、コーヒーとそれを買おうとして、注文したところ、
「申し訳ありません、こちらではパイの扱いはございません」
 すっかり脳内がおやつモードになっていた私としては、残念至極だったのですが、そのクーポンの但し書きをよく読むと「パイの販売のない店舗では、チーズバーガーを90円で提供しています」と、書いてあるではありませんか。それで私は90円でチーズバーガーを買って食べることにしました。
 150円のチーズバーガーが90円。60円の値引き、4割引です。隠れ大値引きっ!!!が行われていたのです。
クーポンの小さい字まで細かく読んで、場合によっては、あえて扱いアイテムの少ない店で買うというのも、貧乏人の知恵かも知れません。