それは分解可能か?

 私の住む福岡市のゴミ回収の分別は大雑把で「燃えるゴミ」「あきびん、ペットボトル」「燃えないゴミ」の三種類の定期回収ゴミは決められた袋に入れて捨て、粗大ゴミは当局に回収依頼の電話をして、コンビニで代金シールを買って貼って出すことになっている。

 車で通りかかった道端に、粗大ゴミ回収シールのついた ダイニングテーブルと椅子を見つけた。粗大ゴミ回収が無料の時代は、ゴミとして出してある家具を拾って帰ることもできたが、今はそんなことはできない。
 置かれている椅子にひとつずつゴミ回収シールが貼ってあるのが確認できた。ひとつ300円、4脚捨てるのに1200円か。よほど頑丈な高級家具というのでなければ、ベランダでバラバラに分解して燃えるゴミの袋に入れて捨てるよ、私なら。燃えるゴミ袋なら45リットル袋せいぜい二つ分で、袋の値段は2枚90円だ。頑丈な高級家具ならともかく安家具の椅子4脚の分解など、30分〜1時間くらいのもんだろうから、時給は十分に出る計算である。
 粗大ゴミは、分解できて通常のゴミ袋に入るかどうかをまず考える。チャイルドシートも(とても人さまにあげられないくらいボロボロだっから)通常ゴミとして捨てた。というか、市当局に問い合わせたら粗大ゴミの回収はいかにも面倒っぽい感じで「ゴミ袋に入るんだったらそれで捨てられて構いませんよ〜」と言われたのだ。爾来、大きなゴミが出そうなときは「それは分解可能か?時給は出るか?」と常に考えることにしている。
 こすっからいね。