サラ金問題(C)浮遊する日本

 自民党総裁決定。http://seiji.yahoo.co.jp/feature/sousaidaihyousen06/part2/kaihyou/comment.html#tousen圧勝とはいうものの圧勝というほどの圧勝ではなかったのは、やはり先日の毎日新聞に載ったhttp://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=512033&log=20060913揮毫のせいだろう(笑)。面白くもない安倍出来レースに微妙な影響を与えた? まあ、麻生も谷垣も3桁確保して自信持ったと思うし、福田も「次」を狙ってると思うし。

 20日の朝日朝刊、パーティー券をサラ金に買ってもらった議員が業界寄りの発言をしてるとのこと。やっぱりね。http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=512033&log=20060914 って、6万かそこらのパーティー券を買うだけで、議員に利益誘導発言してもらえるのなら、私だってお金かきあつめてパー券買うぜ。それだけしかもらってないってこと、あるだろうか。
 銀行は審査能力なんてないと言い切ってしまったが、その通りだと金融関係の方からメールをいただいた。

 銀行はサラ金にお金をたくさん貸しているし、サラ金の関連会社でもある。
 その上、銀行の個人向け無担保融資の審査は消費者金融が行っている。融資保証といって、銀行がサラ金がOKを出した客にお金を貸し、サラ金には保証料を払う。サラ金は消費者の保証をする。消費者が返済を延滞すると、銀行はサラ金にお金を肩代わりしてもらい、そうなれば、消費者への取り立ては銀行でなくサラ金が行う。
 つまり、叩かれているサラ金は、銀行のスケープゴートに過ぎないわけ。
 
 どのあたりが改正法の落とし所になるかは今後も推移するのだろうが、

 とりあえず、貸し出し金利は下がる。いっぽう資金調達コストはこの数年が異様に安すぎた。利鞘が細ることは確かで。ともかく消費者金融が儲かる商売ではなくなった。
 1983年の貸金業規制法施行は、サラ金の市民権取得でもあったんだけど、爾来30年経たずにサラ金の時代は終わったってことか。

 取引先から振込先口座の変更のお知らせがやってきた。合併した銀行の近い支店どうしが統合されたのだ。合併直後はかなり統合があったと思うけど、まだ続いてる。 銀行も大変だべ。