明け方の夢

 私はまだ小娘で、男とデートしている。知らない男だ。顔はよく思い出せないが、夫ではないし、これまで知ってる誰でもない。そいつはそこそこ男前だが、ただ私の好みだというだけでヨン様などのような世間の人々の支持が得られるかどうかはわからない。清潔だがくたびれた服を着てて、ひどく貧乏そうな男だった。
 私にタカろうとする男ではない。私は彼に貢いだりはしないが、「それよりワリカンにして、おいしいもの食べましョ」などと言っている。
 明け方の夢を憶えていることなど少ないのだが、今朝のは憶えていた。
 そんな夢を見た。
 ようするに私は結局貧乏な男が好きなのだろうか? もし若かったらもっとお金に困らない人生を、なんて考えてもしょうがないし、考えたこともないけど、人生を巻き戻しても、似たようなことをしてしまうということなのだろうか? うーむ。

(こんな私の日記を読んでくださり、ありがとうございます。励ましのメールにお返事できなくてごめんなさい。いつかお返事します。)