当たり

 ネット懸賞でおもちゃを送ってきた。
 この夏最後の「当たり」だろうか。
 キャラクターものの福袋というので、わたしはてっきり文具とか人形とかがはいっているかと思っていたのだが、中身はゲーム機だった。鉛筆や色鉛筆などだったらどんなにいいか。
 子供は大喜びだが、別売のカードが要るゲームである。少し鬱になる。ところがどうもそのゲーム機は故障していて、何度試みても、うまくカードをスキャンできない。メーカーに問い合わせると、着払いで送り返してくれとのこと。
 メーカーに送って戻ってくるまで10日はかかりそうだ。夏休みは終わる。そうすれば、とりあえず、宿題の仕上げの差し支えにはならない。そのうちに子供も興味を失うだろう。
 故障を喜ぶというのも、なかなかビンボーな発想である。