それにしても金欠の夏

 お盆の留守中も「はずれ」であった。当たりハガキは試写会一枚とて来なかった。まあ順当といえば順当であるが。
 台風が来る。
 華原朋美の「赤毛のアン」が当たってたとしても、明日の福岡公演のチケット引き換えのために市民館の前に並ぶのは大変だろう。
 ネットオークションに何組も出している人がいた。行けなくなったのでやむなく売るのではなく、転売目的でハガキを書いてる人がいるのだ。出品金額が安かったので買う誘惑にかられたが、やめてよかった。家で過ごす。
 停電になりませんように。
 こんなにお金のない夏もはじめてだ。ガソリンが高いので、車を使っていない。買い物はすべて歩いて行けるところに行く。しかも暑いので早朝・夜限定である。バス・電車も使わない。使うのは昼間に天神に行く用事があるときのみ。
 何より夫にいつもの鷹揚さがない。水を使いすぎるな、いない部屋の電灯は切れと言っている。珍しいことである。実際この夏は真剣ヤバいのかなと思うが、でも彼は菓子を買ってくる。彼が菓子を買って来なくなったら本当にヤバいのだと思う。