ストレート鍋つゆを見てもったいないと思う貧乏主婦

 秋になると、鍋!!ってことで、鍋ものの季節である。
 鍋は節約献立である。その日安かったものと、冷蔵庫の在庫で寄せ鍋にすればいいのである。
 ストレート鍋つゆがパウチ売りされている。売れているのだろう、スーパーに行くと山積みである。4人前200〜500円くらいで、300円弱というのが中心価格。これが貧乏主婦には理解できない。濃縮タイプの方が運賃が安くつくのではないかと思うが、なぜストレートつゆなのか。ほとんど水を運んでいるようなものではないか。なぜ鍋専用なのか。普通の瓶入り濃縮白だしなら、他の用途にも使える。濃縮や粉末の鶏ガラスープも、チャンコ鍋に使えるだけでなく、中華スープとか、チャーハンの味付けとか、いろいろ使えるが、パウチ売りの鍋つゆは、一度開けたらおわりだし、どう考えても割高だ。
 寄せ鍋のつゆは、お吸い物を少し濃くした感じにつくればよろしい、と、雑誌の料理ページで習った。ここ数年、醤油味の鍋物つゆは、予算と在庫に応じて、かつお昆布でだしをとって、日本酒と醤油と塩少々で味付けしたものから、手間とお金がないときは、インスタントの粉末うどんだしを使っていた。まあ数十円で作っていたのである。とんこつ鍋は、ラーメンスープの余りを使っている。あと、味なんて素材から出て来るものである。安く手に入る鍋材料でつくるからいいのである。肉、魚、野菜、葉ものが高ければもやし、きのこ類、なんでも入れる。十分うまいぞっ。
 本来安くできるはずの鍋つゆに、何百円もかけていられない。300円あれば、具を増やす。