ふきとりローションだけではなんなので、保湿ローションを買う。
百円均一の店である。
しかし、買うものは厳選している。スーパーの安売りより高いもの（食品に多い）不要不急のものなどは、絶対にカゴに入れない。
スリッパと靴の中敷きを買う。
靴の中敷きは、冬用、つまり保温機能のあるもので、使ってみたら実に暖かく、家族全員の分を次回は買いに行こうと思った。これがあればブーツ不要である。
百円均一のスリッパなんて、と思ったが、帰宅してはいてみると、実にいい感じである。耐久性はどうだろう。
スリッパを千円で売っていたり、中敷きを800円で売っていたりするところは、これまでのようには売れなくなっているに違いない。千円のスリッパは、今の自分には家族の分まで揃えられないし、800円の中敷きも、わが家にとっては、どの靴にもというわけにはいかない。
安いものしか売れなくなっているというより、安いものしか買えないのである。私の場合。
幸いにして、私の仕事では、百円均一と競合しないといけないような品物は取り扱ってはいない。だけど、デフレスパイラルのなか、売上げを確保しないといけない。ううぅっ。キビシーイ、と、昔の財津一郎のマネをして小さく叫んでみる私なのである。
