栄養。

 節約は当然。といった生活が続く。これもまた慣れである。
 出先でお腹がすいた場合、パン屋のイートインコーナーが最善である。椅子にすわり、何かチーズを使ったパンと、野菜果物のジュース。ビタミンとタンパク質が足りると、少量でも長いこと動けるのだ。どうかすると200円以内である。マクドナルドであれば、マックチキンとコーヒータダ券がない場合はカゴメ野菜生活。これも合計200円である。シェイクとポテトは論外である。サラダは高すぎる。
 貧乏人にとって今ある健康状態(とりあえず働けるということ)は、唯一の財産であり、少なくとも悪化させてはならない。だから、栄養のことを考えない節約料理など節約料理ではないのである。
 ノドが乾いたとき、水筒だとか、スーパーで買った安い飲料を持っていない、そういうとき、自販機や売店で何を買うか。もちろん、我慢できればそれに越したことはないが。同じ100〜120円なら、少しでも身になるものを買うようにしている。
 果物・野菜の100%ジュース>果物の100%ジュース>牛乳>缶スープ>ロイヤルミルクティー>カフェオレ>ウーロン茶類>水>>>>>>>コーラ類という序列をつけている。
 同じ値段で、ビタミン・ミネラルやタンパク質が得られるものがあるのに、栄養なし、とか、砂糖だけ、とかいうのは勿体無い、と思うところがなかなか貧乏だと自分でも思う。