金曜日。

 昨夜、宮城で大きな余震があって、亡くなった人もいたというニュースを今朝知った。
 夜遅くのテレビは見ていないのだ。
 クローズアップ現代。避難区域の人々の苦悩をみて、泣いていたので、もうテレビは見ずに寝るよう、夫に言われたのだ。
 福岡のときも、大きな余震はひとつき後に来た。
 IAEAが「福島原発復旧の兆し」と言ってるのが明るいニュース。だって、大本営発表よりは信じられると思うもの。「依然深刻な状態」にしても。

 ともかく、早く落ち着いてほしい。これ以上悪いことは起きないでほしい。

  いつも178円で売ってる卵を、500円以上買い物したら99円で売ってくれるスーパーに行く。
 いろいろ計算しながら店を見ていると、豚肉コマ切れ1キロ500円というのを売っていたので、迷わず計算をやめて、ほかのものは一切入れずに、レジに直行である。
 これが本日の599円。
 割引シールつきのドリップの出たような肉じゃなくて、今スライサーで切りました、というような新鮮な肉である。小分けにして、フリーザーとパーシャルルームに。
 豚汁。肉じゃが。生姜焼き。肉野菜炒め。焼きそば。お好み焼き。いろいろ作れる。

 ともかく、限られた予算で、育ち盛りの子供の栄養をどう確保するかだ。
 脳内戦時中は相変わらずである。
 私は怯えている。なにかもう元にはもどらないものに。節約と仕事で気を紛らわせている状態に近い。
 ここでは震災前と、あまり変わらない生活ができるにもかかわらず、怯えている。被災地や、風評被害や、停電や、放射能汚染が、直接に生活に深刻な影響を及ぼしているところから見れば、呑気ものが何を言ってるんだ、甘ったれんじゃない、といったところだろう。
 とりあえず、泣かずに、働くことだと自分に言い聞かせる。