けっきょく、原発推進派だった人たちは、原発で得をした人と、得をすると思っていた人なのである。
電力株など、安定した配当が見込める優良株で、東京電力は、柏崎刈羽の事故があっても配当はあった。「よほどの原発事故でもない限り」磐石な投資先だった。
すべて過去の話である。
原発は得にならないことがはっきりした。ただそれだけの話である。
内閣官房長官が、作業ジャケットを着て「深刻な事態」についてテレビで国民に語る。
SF映画じゃなくてリアルで。ひと月前、予想し得たか?
貧乏が日本のスタンダードになることは確かである。今までのような「取り分」が保証されなくなるのである。取り分は何割くらいになってしまうのか?
それに向かってソフトランディングできるのかどうかが深刻な問題なのである。このランディングで死なない決意が大事なのである。
戦争でもないのにとんでもないことになってる。それで脳内が戦時モードになってるのである。
ともかく、原発が落ち着いてくれるように祈るのみである。
買い物に出る。国産トリ胸肉特売100グラム38円、信州リンゴ5個198円、ドールグレープフルーツジュース1リットル半額シールで79円、豆腐3割引シールつき39円。昼過ぎにスーパーに行っても、六甲のおいしい水2リットルは、まだたくさん残っとる。
九州で泣いてるなんて大バカもいいとこだが、毎日やってくる新聞を読んで、泣かずにいられるか。