今日の朝日新聞の福岡版で知ったのだが佐賀県にあるレストラン(HPなし。店名はイプセンの戯曲、手芸、ミニチュアがヒント)がモデルになった漫画http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07170003があるんだそうだ。
「お客さんが帰る時 幸せになって ドアを開けたら 世界が違って見えるような そんなレストランに……」との記載が漫画のラストシーンにあるのだそうだ。
漫画になった時点で実際の店とは別物のフィクションだと思うのだが、新聞記事では実際の店の写真と名前と一緒に紹介されていた。
この記事を読むと、たいがいの人が「実際にこの店に行ってみたいな」と思うだろうが、へえ、まだあったんだというのが私の正直な感想ね。ここは「?」なレストランだった。
10年くらい前、私がまだ貧乏ではなく、毎月美容室にカットに行き、デパートで化粧品を買ってたころの話だ。その店で、当時私が参加していた、あるお勉強会の奥様方との会食があった。別室を借り切ってアルコール抜きのお行儀の良いランチの集まりだった。それなのに、デザートの途中で席を移動させられたのである、 団体予約客なのに。理由は、アルバイトの面接のためである。客がいる時間に店の中でやるか?普通?
行儀が良すぎて文句を言わないと思われたんだろうか。
ひどいわね、と思ったが、幹事がいることだし、そのまま場所を移った。もう2度と行くことはあるまいと思ったから、味の記憶もその場で消去した。ていうか、味もへったくれもあるまい?
次の会合のとき、誰もその会食の話をしなかった。普通は「楽しかったわね、この間は」「美味しかったわ、今度ダンナと行こうと思うの」となるはずなのにね。
この店が今も存続しているのは、たぶん、幹事がちゃんとクレームを入れたからだと思う。ものをはっきり言うタイプの人だったし、彼女が選んだ店で、彼女の顔がつぶされたわけだからね。
今はいい店になったんだろうか。でもわざわざ行ったりしないと思うよ。
モデルがあっても、漫画はフィクションで、実際の店とは別ものだ。あらためて灰白質に刻み込んだ私でございました。